〜リーマン・コロナで実感した、「守るお金」の大切さ〜【サブタイトル】
「貯金してても増えないから…」
「周りも投資してるし、やらなきゃ損かも」
そんな気持ちで、なんとなく始めた運用。
でも、いざ相場が大きく下がったとき、
「これ、本当に使ってよかったお金だった?」と迷ったことはありませんか?
実はこのパターン、
リーマンショック(2008)やコロナショック(2020)でも多くの人が経験した現実なんです。
運用は大事。でも「お金の仕分け」ができていないと危ない
資産を増やすことは大切。
でもそれ以上に大切なのは、「暮らしを崩さないこと」。
前回の記事では、資産を
- 生活費
- 使い道が決まっているお金
- 緊急資金
の3つに分けて管理する方法を紹介しました。
今回はその続きとして、
「使ってはいけないお金で運用してしまうとどうなるのか?」を、
過去のショック相場をふまえて整理してみます。
運用に向かないお金:3つの判断基準
✓ 時期が決まっているお金
(例:半年後の入学金、住宅の頭金など)
🔎【コロナショックの実例】
2020年3月、日本株(TOPIX)はわずか1か月で約30%下落。
春の入学シーズン直前に「まとまったお金が必要なのに、資産が目減りして使えない…」
というケースが続出しました。
→ 相場は戻っても、“必要なときに使えない”ことが問題。
✓ 生活防衛のためのお金
(例:緊急時の生活費、医療費、家族の備えなど)
🔎【リーマンショックの実例】
2008年、世界的な金融危機で投資信託や日本株が半年以上かけてじわじわ下落。
当時、失業や休業が増える中で、
「生活費のために投資資産を取り崩したけど、含み損が大きくて手をつけられなかった」
という悩みがあちこちで聞かれました。
→ お金はあるのに、“使えない”。
これが一番つらい状況ですよね。
✓ 気持ちが落ち着かないお金
「減ったらどうしよう…」
「毎日価格をチェックしてしまう…」
そんな気持ちで運用していると、
暮らしの安心感までじわじわと削れてしまいます。
→ 運用は、“気持ちの余白”があるときにするもの。
不安なまま資産を動かすと、メンタル面でのリスクの方が大きくなってしまいます。
📋 まとめ表:運用に向いていないお金の例
仕分けをしてから、暮らしに安心感が出てきた
私自身も、お金を3つに分けるようになってからは、
✓ 運用に回すのは「減ってもOK」な余剰資金だけ
✓ 暴落が起きても「これは使わない」と決めておける
✓ 生活費や緊急資金と明確に分けたことで、不安が減った
資産を“増やす”よりも、“崩さない”ことを優先できるようになりました。
まとめ
運用は、正しく使えば暮らしを助けてくれる。
でも、“使ってはいけないお金”を回してしまうと、逆に生活の不安定さにつながってしまうことも。
だからこそ――
✓ 今すぐ使うお金
✓ 絶対に減らせないお金
✓ 少し余裕があるから育ててみるお金
この3つを見える化しておくことが、暮らしの安心を支えてくれます🍋
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